付加価値のない自動車会

~副題 クルマだらけの間違いづくし~

永久B級モータースポーツ観戦

クルマの基本性能と言われている「走る・曲がる・止まる」の飽くなき追求に全く興味がないのは、飛ばさないから。アメリカ車ってゆっくりのんびり走っててもカッコいんだよね。皆さんはバックミラーに「TURBO」の文字が見えたらちゃんと道を譲ってますか?

排ガス規制とオイルショックで牙を抜かれていった頃のクルマ、でっかいのにどんどんFFになっちゃった頃のクルマが全年代を通して一番好きだと言っている自分が、お忍びで出掛ける先はモータースポーツ会場。

お気に入りはSCCNさん主催の「RACE MEETING in TSUKUBA」とか「もてぎチャンピオンカップ」なんかのローカルレース。周辺道路が混まない、中もガラガラ、まあレースにしては安い、レースの合間に顔を新聞紙で覆って花提灯もお咎めなし、それでいて色んな種類のレースが楽しめます。一般観覧なのに、関係者ヅラだってやろうと思えば...

10月6日の日曜日、前から行ってみたかった本庄サーキットに出掛けました。家族には事後報告しました。やっていたのは「本庄軽one耐久2019」というレースイベント。いやーこれが本当に面白くて参った。観戦する人は「見学者」という扱いで無料で中に入れてくれるんですね。高台から、または高台に設置されている櫓からコースを見渡せます。

櫓に登ると眼下のS字を車両が駆け抜けていきます。丁度真上からタイヤの向きがよく見えます。明らかに速そうなクルマを見ていると、S字の縁石を大きく乗り上げながら直線的に走っていきます。多少クルマが暴れようが、とにかく前輪の向きは真っ直ぐ。後でリザルトを見たらやっぱり上位だった。それに対し、遅いクルマはカーブに沿って曲がり、タイヤが泣いていました。クルマが横方向に引っ張られている時に加速してもあまり意味がないのかな?などと考えながら見ることができて勉強になった感じ。

レース初心者らしき人も参加されていて、ウインカーを左右に出して周囲に気配りしながら走っていました。結果はどうあれ、サーキットを走れるなんてすごく楽しんだろうな。

本庄サーキットさん、レース主催者さん、近年観たどのレースよりも楽しかったです。有難うございました。また拝見したいと思います。

ところでレース好きって言うくらいなんだから当然F1も観てるよな? 観てるとも言えるし、観てないとも言える。だってそれはテレビなのだから。雨の「F1選手権イン・ジャパン」でのニキ・ラウダジェームス・ハントのチャンピオン争い。これははっきり覚えてる。「F1前夜祭」でヨネスケラクダ色の作業ツナギに真っ白いフルフェイス被ってナカジマをやってた。これは自分の一部となっている。